「好きなコトを中心にした、生き方」
四万十市の中心地に新しいお店<ハニーカムカフェ>が完成しました。オーナーは前田康裕さんと沙也加さん。都会の香りをまとったステキなご夫婦です。大阪の職場で出会った二人は沙也加さんの地元にほど近い四万十市でどうしてお店をオープンする事になったのか。スローライフに憧れつつも、慌ただしい毎日を過ごしている前田さんご夫婦にお聞きします。
▼オーナー夫婦の前田康裕(こうすけ)さんと沙也加(さやか)さん。
―大阪から移住して来られて、四万十市でお店を始めた経緯を教えて下さい。
康裕「私は大阪生まれ、大阪育ちです。妻の地元は宿毛市で、就職先である大阪で出会いました。お正月に妻の地元である宿毛に初めて行ったとき、街の雰囲気がせかせかしてないという事に魅力を感じました。彼女がカフェをやりたいという夢を持っていたので、一緒にやろうかという事になって大阪の職場を一緒に辞めて3月に引っ越してきて、彼女の地元から近くの四万十市でこの店を開業しました。」
沙也加「前職は建設業で仕事詰めで、休みもないまま働いていました。自分達の好きなことをやりたいと思ったのが一緒のタイミングだったんですね。私はもともとカフェをやりたいと思ってて、彼の趣味が料理でいつも土日には作ってくれてました。二人ともめちゃくちゃ労働時間が長いし、家に帰ってからも仕事というのがずっとあったので、スローライフに憧れたのがキッカケです。」
▼ランチタイムは大忙しの二人。
―”ランチタイムはカフェ、夜は食事も食べられるバー”というコンセプトについて聞かせて下さい。
康裕「彼女はカフェをやりたいというのがまずありました。それで、若い女性達が来てくれるようなお店をイメージして店内の内装を作りました。四万十市には居酒屋もたくさんありますがカクテルやワイン、シャンパンを置いてるオシャレな雰囲気のお店が少ないと感じていて、若い人達が集まってくれるようなお店になればいいなと思って、夜でも食事出来るバーをやろうという事で始めました。」
沙也加「大阪に居たときは夜にカフェで集まって女子会を開いたりしたことがありました。地方に暮らす若い人達にもオシャレなお店に集まって楽しい時間を過ごして欲しい。夜でもコーヒーやデザートが注文出来て、ランチで提供しているメニューもしっかり食べてもらえるよう23時まで提供できるようにしています。」
▼コク旨バターチキンカレー ¥700
▼やわらかジューシーハンバーグ ¥700
―それではお料理のこだわりを教えていただけますか。
康裕「カレーは十種類以上のスパイスを調合して、本格的なバターチキンカレーを出しています。前日から仕込んでから、翌日に提供しているので時間もかかってます。ハンバーグに関しては、小さめのハンバーグのお店が多いと感じたので、240gくらいの大きいハンバーグを鉄板の上で焼いて、肉汁が溢れて切った瞬間ビックリするようなハンバーグを作ってやろうと思って、提供してます(笑)」
沙也加「昨日も11時くらいにお酒を注文して、ハンバーグを食べに来てくれたお客様もいました。ちゃんとお腹一杯食べられるメニューを置いてるのと、居酒屋で出しているような一品料理も数多く揃えています。」
▼トマトガーリックパスタ ¥550
―お店の雰囲気や実際に料理を食べると、家計に優しい値段設定ですね。
康裕「お酒も居酒屋と同じくらいの値段で提供しています。若い世代の方にも集まってもらえる場所にしたいというのがあるので、夜の時間帯でもお昼と同じ価格で食べ物も食べられます。」
―お店のリフォームについては、どのあたりにこだわりましたか。
沙也加「居心地の良さを提供したかったので、内装はオシャレで過ごしやすくて清潔感のあることにこだわりました。以前はスナックだったので、壁に窓がないため鏡を設置して奥行き感を出して、どうやって店内を明るく見せるかを考えましたね。照明も調色や調光を調節出来るようにして、昼は明るく、夜はバーの雰囲気を出しています。」
―これからハニーカムカフェをどんなお店にしていきたいですか。
沙也加「これまで仕事中心の生活を続けてきて、収入面や将来的な安定もあったんですけど、好きなことを中心にして生きている方が幸せだよねという事から、自分達でお店をスタートしました。女子会が出来る空間がずっと続けばいいなとか、静かにお酒を飲めたり、お客様にとって大切な居場所になれると良いなと思っています。」
HONEYCOMBCAFE
[ハニーカムカフェ]
[open] 11:30-14:30 , 17:30-24:00
[close] 火曜日
高知県四万十市中村山手通43
[ t e l ] 050-5363-8846
[Instagram] honeycombcafeshimanto
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※この記事は2022年10月発刊予定の「はたも~らVol.65」にも掲載予定です、是非ご覧ください。